2. MVNO業者で使うSIMカード

    
     

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そもそもMVNO業者って?

最近良く聞くMVNOという単語はそもそもSIMカードとどういった関係のある単語でどのような意味をもつ言葉なのでしょうか。MVNOとは仮想移動体通信事業者と呼ばれる通信事業者で、自社で発振用アンテナを持たずに、既に使われている通信アンテナを使い通信サービスを提供するという、最近格安SIMカードで話題の新興通信事業者の事を指します。簡単にいうと、既に使われている既存のアンテナに相乗りする状態でサービスを提供する通信事業者の事を指し、最近にわかにこの通信事業者が増加傾向にあります。このMVNO事業者を使いスマートフォンやタブレットを使用するメリットとしては、何より既存キャリアの通信費よりも格段に安く上げる事が出来るというメリットがあります。MVNO事業者との通信契約をした場合、MVNO事業者が発行するSIMカードを購入する必要があるのですが、このSIMカードは概ね月間使用量が1Gから最大で7Gまで設定されており、1G程度であればそれこそ月間800円程度から利用でき、MVNO事業者の多くが月間の基本料金も取らないシステムを採用している事から月間1Gの通信定量で収まるのであれば、月間数千円程度という驚異的にセーブされた負担額で済むという、まるで通信業界のLCCのような新興通信会社がMVNO事業者なのです。そして昨今、通信事業のノウハウを対象持った業界や、またこれまで通信事業とは全く縁もゆかりもなかったような業界がこのMVNO事業に積極的に参入し、各社独自のサービスを提供する為に個性的なサービスを内蔵したSIMカードを続々発行し、顧客獲得に勤しんでいるのです。

SIMカードが格安で買える

携帯キャリアで携帯電話を契約すると、スマートフォン本体とSIMカードと事務手続費用の両方が請求され、翌月からは月額基本料や通信費用、また分割で購入しているのであれば端末の分割費用が請求されることになります。しかしMVNO事業者の格安SIMカードを買えば、それこそ1000円程度で購入費用は済むでしょう。確かにMVNOのSIMカードは、通信量に応じて料金形態が変わりますので、必ずしも千円で済むとは限らないかもしれませんが、もし最低通信量である1GクラスのSIMカードを買ったとしても、途中でより通信料の大きい契約プランを変更する事が出来ますし、それでも最大7Gプランに変更したとしても、月間の負担額はせいぜい5千円程度ですので、キャリアのスマホを使っている今現在に比べたら、負担額は格段に小さいはずです。このように最初に一番安いSIMカードを買うことで、事実上SIMカード自体は超格安で買うことが出来ます。あとはそのSIMカードを差し込むスマホだけで、スマホも海外製のスマホやタブレットを購入すれば端末費用はそんなに掛かりませんし、カメラの画像の質や、通話音声といったソフト面で我儘さえ言わなければ、それなりの機能を持ったスマートフォンを格安で買うことが出来ます。MVNO事業者はそれこそ通信会社大手のNTTコミュニケーションや、流通系量販店のビックカメラや楽天といった多くの事業者が参入しており、顧客獲得において非常に熾烈な争いを行っています。そしてその中でどれがいいかをネットを見たり、ビックカメラのような流通系の量販店であれば直接店舗へ出向き確認するなど、自分自身の目で見て検討してみてください。

データ通信費用が圧縮できる

既存キャリアのスマホのデータプランというのは、非常にわかりにくく出来ていますし、特にNTTドコモの場合はスマホを買った時から、別に必要ともしないアプリケーションがデフォルトで入っている上、そのアプリケーションが有料で、しかも使っても使わなくても料金が発生するものが非常に多く組み込まれているため、買ったあとの初回請求時に、だいたいトラブルになることが多いようです。しかしMVNO事業者が提供する格安SIMカードの場合、その心配は一切ありません。格安SIMカードには最初から、ユーザーが必要としない不要なアプリケーションは最初から組み込まれていませんし、逆に必要なアプリは自分自身で手に入れる必要があります。例えるなら日本製のPCメーカーは買った時にいろいろなアプリケーションがデフォルトで入っており、一見便利そうに見える反面、これらのアプリがCPUを圧迫し新品で買ったPCでさえ徐々に速度が落ちていくのが特徴である反面、直販系のDELLやHPのPCには最初から、そのような便利機能のアプリは入っていないため、価格は格安で購入できる上、何も入れる事をしなければ終始快適なブラウジングが楽しめます。それとこれは非常に良く似ており、余計なサービスを提供することで、コストが上がるキャリアのスマホと、特に何もサービスソフトは入れず、自分自身でソフトをカスタマイズする格安SIMカードとでは、結果的にデータ通信費用の圧縮の面で格安SIMカードを入れたスマホの方が維持費において差が出るのです。

SIMカードの互換性を活用

格安SIMカードでスマホを安く使いたいのであれば、SIMカード自体の安さ以外に、それを差し込むスマートフォン端末の性能や価格も非常に重要です。MVNOの格安SIMカードはSIMフリー端末であればどれでも差し込めるようになっていますので、一番安い格安SIMカードを買ったら、今度は一番安いスマートフォンを買う必要があります。ただここで妥協が必要になるのですが、今スマートフォンは世界中で作られており、特に中国やインドといった情報端末の発展途上国においては、重要な輸出産品になっています。そしてこれらの国で作られるスマートフォンは非常に安価なのですが、性能的には正直良いとは言えません。たとえばカメラは付いているものの、画質は非常に悪く内臓のCPUもけして高性能スペックなものではなく、また電池バッテリーの寿命も大変短い機器が多いのが難点です。その上電池の質もあまり良くない為か、何もしていない時に電池が発熱し時としてスマホが爆発する事故も多発して居ますので、格安スマホだからと言って盲目的に買うのは少々危険かもしれません。ある程度名の通ったスマートフォンが望ましいですし、格安SIMカードとの相性の問題もありますので、できれば格安SIMカードを発行しているMVNO事業者が推奨するスマホにした方が良いかもしれませんが、どうしても特定のスマホを使いたいといった要望があるのであれば、そこは自己責任でお使いください。但し世の中に無数に出回っている格安スマホの中にも動作が正常に作動しないものもありますのでご注意ください。

SIMカード購入時の注意点

さて、価格面で非常にお得なMVNOの格安SIMカードでも、購入するに注意しておくべき事がいくつかあるわけですが、格安SIMカードは格安というだけあって、何かと通信に制限があったり、またおサイフケータイが使えなかったり、交通系ICカードが使えなかったりと、キャリアのスマホとは若干異なる仕様になっている場合が多く、格安につられてSIMカードを買ったはいいが、使えるソフトウェアやアプリケーションが少ないといった事も多々あります。その為にも、自分が絶対必要不可欠なアプリをそのSIMカードを入れたスマホで使えるかどうかが重要です。またSIMカードに問題がなくても、それこそ買った格安スマホに交通系ICやおサイフケータイといったオプショナルが付いていない事も多い為、購入時にはこういった事も確認しておく必要があるでしょう。特にアジア系の新興メーカーのスマートホンは安いだけで、必要最低限の機能しかなかったりします。購入時にICチップ対応かどうかを確認しておくべきでしょう。また格安SIMカードにはキャリアのような操作方法を案内するサービスセンターの用意がなかったりする場合も多く、わからない事があれば自社のウェブサイトで確認するといった事も珍しくありません。このように格安SIMカードを買うには、格安スマホの知識を含め、ある程度通信の基本的な知識が必要かもしれません。格安であるからにはいろいろ合理化された賜物であり、合理化した結果そのしわ寄せが来るのはユーザー側です。そのユーザーが自己責任を前提にリスクマネージメントが出来ないと、格安SIMを買っても最終的には使いこなすことはできません。

MVNO賢く使いポイントゲット

最近、何かにつけてポイントがたまるサービスを付帯している事業者が増えてきました。そしてそれはMVNO事業者においても同じことが言えます。例えば今回ご紹介したいのが、家電販売大手のヤマダ電機が取り扱うヤマダSIMカードで、このヤマダSIMカードは、データ通信だけであれば、1G790円から利用でき、しかも高速通信のLTEが使える事から昨今大変注目を浴びている格安SIMカードです。またSIMカードを購入するとヤマダポイントが付与される上、月々の利用額に応じてもヤマダポイントが付きます。こういったポイント還元サービスは、ヤマダ電機に限らず、ビックカメラのSIMカード、BIC SIMでも同様のサービスを受けることが出来ます。例えばビックカメラの店頭で、BIC SIMカードを買ったとして、そのSIMカード代金と事務手続き費用や、月々の利用額をビックポイントカードに加算する事が出来るのです。またBIC SIMの場合はヤマダ電機のSIMカードよりもさらに大容量データ通信が可能で、LTE3Gコースで難と900円から利用することができ、通信料最大プランの10Gでも2560円程度と驚異的な格安価格で利用できます。このように最近では家電量販店のMVNOが価格競争面において何かと熱く、さらに光通信と一緒にセットで申し込むとさらに割引にもなるため、昨今こういった家電量販店の格安SIMカードは非常に注目を集めています。既に既存のキャリアから大勢MVNOに乗り換えている人がいるようですが、乗り換えたくなる理由もわかるような気がします。

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