格安SIMカードのお得な選び方

    
     

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つながりやすさは当たり前

格安SIMカードを買うとキャリア端末のようにバシバシつながって当たり前と思いがちですが、実際はそんなことはないSIMカードが殆どで、平日のデイタイムは思いのほかつながりにくく、思ったほど使えないという話を良く聞きます。それもそのはずです。なぜなら格安SIMカードはもともとMVNO事業者が発行しているSIMカードですし、そもそもMVNO事業者は既存キャリアの回線に相乗りさせてもらっている通信事業者であるため、回線の優先順位としてはキャリア顧客が優先されるため、MVNO事業者はその次の扱いになっています。従って昼間と夜を比べた際に、通信枠全体を100とした時、夜間の通信枠をキャリアが50%使い、残り50%をMVNO事業者の顧客が使っていたとしたら、昼間はキャリアの顧客が80%くらいでMVNO事業者の顧客は残り20%の回線を顧客同士で奪い合わなくてはならず、結果的に非常に混雑した回線状態になります。このようにMVNOのSIMカードをえらぶ際には、どれだけつながりやすいのかを慎重に選ぶ必要があります。MVNO事業者によっては、繋がりやすさを強調しているMVNO事業者もいますが、所詮は既存キャリアの回線に相乗りである以上は、十分な回線枠を持つことは出来ませんし、少ない枠の奪い合いになることは目に見えています。だからこそ格安SIMカードを選ぶときには、どれだけ繋がるのかを慎重に検討し、混雑する時間帯や閑散とする時間帯が何時くらいなのかを調べておく必要があります。つながって当たり前と思うのはキャリアのスマホです。MVNOの格安SMカードを買う際にはつながりやすさ当たり前の感覚は取りはらっておかないと思いがけない失敗をすることになります。

本体価格を侮ってはいけない

スマートフォンは高いものです。格安SIMカードを差し込むタイプも買うスマホを間違えてしまうと結果的に価格で損する事もよくあります。特に国産メーカーのスマートフォンはキャリアもSIMフリー端末もさほど値段には変動はありません。従って格安価格でスマホを持つことを考えるのであれば、国産メーカーのスマートフォンは選択肢から外すべきです。そして海外メーカーでもiPhoneは1台10万円前後しますし、SIMフリー端末も中古市場での取引価格も価格はさほど値崩れしません。そのためもし格安SIMカードを差し込んで使う端末を探しているのであれば、海外製でも中国や韓国、インドメーカーのスマホがおススメです。特に格安スマホの中で人気の高いメーカーは、エイサーやファーウェイやエイスースといった別名中華スマホとか中華パッドと呼ばれているメーカーや、韓国のLGなどが人気メーカーです。特にLGは大ヒット作、Googleのネクサス5を作っているメーカーですし、ネクサスなら機能的にも大変使いやすく、ソニーのXperiaのような使い勝手と評判です。ただ、CPUやメモリに難ありですが、それさえクリアできればネクサス5はお値段も3万円台で購入できますし大変評価の高い端末です。また台湾メーカーのエイスースのZEN phoneも購入額は2万円から3万円程度と手ごろな価格ですし、最近都市部を中心としたMVNOファンたちの間で人気機種になっています。まだまだ探せば格安スマホは数多く売られており、極端な話、Windows phoneのように1万円からでも買えるスマホはいくらでもあるのです。わざわざ高い機種をセレクトしなくても、機能的に妥協できるのであれば、これらの端末を格安スマホはかなりおススメです。

高速通信の可否も気を付ける

格安SIMカードの中には高速通信、すなわちLTEとか4G対応になっていない3Gにしか対応できていないSIMカードがあります。この辺の知識のない方はいまいちピンと来ないかもしれませんが、3Gと4Gというのは通信速度の話で、この通信速度が早ければ早い程、ウェブブラウジングはサクサク快適に行える一方、通信速度が遅いとウェブブラウジングもモタモタしてしまい使っていてイライラする原因になります。ほんのちょっとした差なのですが、これがとても大きな違いになるのです。例えばスマホで動画を見る時、3Gのストリーミング再生と4Gのストリーミング再生では明らかに4GのほうがDLの速度も速いですし、再生の映像も滑らかです。これは実際に使ってみたらわかります。ところが格安SIMカードを発行しているMVNO事業者の多くが4G対応していないため、未だに3Gでネットブラウジングをしなくてはならないのです。だから格安で利用できるのかもしれませんが、3Gでネットをするデメリットとして、常に情報の更新が必要な車のナビゲーション的なアプリを使ったり、RPGのゲームをするといった際には通信速度の遅さは大きな弊害になります。また通信速度が仮に早くても情報を処理する端末側の容量が少なくてもいけません。端末側のCPUもできるだけ高性能スペックなスマホが快適なブラウジングには理想的です。そのため格安でありながらも通信電波はLTEか4G対応、また端末側のCPUも8G程度あれば問題なく使えるはずですが、まだまだ驚異的に普及はしていないのが実情で、高速通信の格安SIMカードを取扱っているMVNO事業者も絶対数が少ないのが現状です。

データ通信の容量に注意する

格安SIMカードを持つ際に注意したいところとして、格安SIMカードには月間の通信定量があり、その量を超過すると、別途1G単位で超過通信料金が発生するか、定量一杯で利用が制限されるかどちらかになるということです。普段は電話とメール、そして簡単なウェブ検索程度であるならば、通信料は月間1G程度で良いかもしれませんし、若しかしたらそれ以下でも十分間に合うかもしれません。因みに1Gで見れるウェブ閲覧の目安としてはYahoo!のポータルサイトで換算すると、4564回見る事ができ、動画サイトの動画なら125分と2時間映画一本分程度が見る事ができます。結構な量の通信が出来ます。ではこれを踏まえて、月間1Gの容量が妥当な人と月間7Gは欲しい人の違いは何かといいますと、ウェブブラウジングにかける時間です。例えば1日ネットサイトを300ページ見る人と、灰汁までメール通信メインで使っている人は通信頻度と容量が大きく異なりますので、ポイントはスマホを使って普段から屋外でウェブブラウジングをしているかどうかが大きな分かれ目になります。もしウェブサイトを開くことなく、メール主体の通信であるのであれば、月間1GのSIMカードで十分足りるでしょうし、電車移動している最中も動画サイトで音楽を聞いたり、ストリーミングニュースを見る人は絶対7GのSIMカードにしないとサービス的に満足しないでしょう。格安SIMの中には1Gあたり800円程度から買えるものがありますが、実際1Gで出来る事は本当に限られるのです。

スマホは日本製に拘らない

日本で売られているスマートフォンの多くはappleのiPhoneか国産メーカーと一部韓国や台湾メーカーのスマホが市場の9割くらいのシェアを占めていますが、もし格安SIMカードをSIMフリー端末に入れて使いたいというのであれば、その辺は妥協する必要があるかもしれません。LG製やサムソンといった韓国製、またHTCやエイサーといった台湾メーカーはともかく、iPhoneを始め国産スマホの多くの販売単価は8万円から11万円前後で、格安PCが何台も買えてしまうくらい高額の端末ばかりです。しかし国産メーカーのスマホやiPhoneのデフォルト機能は非常に使いやすく便利で、利用者の心をしっかりと掴んでいるように感じますし、充実したアプリやエンターテイメント機能においては、ずば抜けたアプリケーション機能を持っています。売れるスマホには売れるなりの理由があるのです。しかし価格は高額ですし、SIMフリー端末で見ても価格は値崩れしません。そこでここはスマホ端末自体の価格を多少妥協し、少々聞き馴染のない格安スマホにも目を向けてみましょう。主にマーケットは香港やバンコクあたりが主要な市場になっていますが、こういった都市には世界中からあらゆるスマホ端末が集まり、ネットなどでは非常にお得に買うことができるのです。日本円で換算しても1万円台から高くても3万円程度あれば、スマホの形をしたものは買えますし、速度こそ遅いもののネットも使えますしもちろん電話も使えます。基本SIMフリー端末ですから格安SIMカードを入れて使うことが出来ます。特にスマホ単体にあれこれ求めないのであれば、これで十分かもしれません。

通話音声の質は妥協しよう

格安スマホの悪いところになるのですが、なぜか格安スマホは総じて、音声通話の質があまり良くありません。最近はLINEやVIBERといった無料の通話アプリが普及しているため、あまり電話をかけて話をする機会がめっきり減っていますが、電話機能はともかく、こういった音声通話アプリを使った対話には、格安スマホは非常に不向きの端末です。格安SIMカードの機能というよりも、スマホ自体の仕様の問題なのですが、基本的にCPUが低スペックであるため、通話している際に時間差を感じます。例えるなら東京とニューヨークの中継を見ているような感じです。低スペックのCPUだと音声通話の処理に時間が掛かる為、どうしてもそうなってしまうのです。また長時間使い続けていると、バッテリーの消耗が異常に早い上、スマホ自体が熱を持つため、スマホのCPUやメモリに大きな負担になります。その上海外製の格安スマホの場合、日本のように使用していく上での安全基準を持たない端末も多く、自動アップデート最中にそのまま端末が熱でやられてしまい、故障するといった事象や、音声通話の際に大きな弊害になることも多くあります。こうならない為には格安スマホに無料の通話アプリを入れない事が重要で、もし通話することをメインに考えているのであれば、無料通話アプリを入れてもそのデータ負荷に耐えうるスマホでなくてはなりません。その判断はSIMカードではなく、メモリでありメモリは最低4Gは必要です。メモリが2Gや1G程度では音声通話時に不具合が起きる可能性が高く、日本国内に工場を持っていないメーカーの製品だと最悪修理にも出せなくなる可能性があるのです。

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